December 17, 2009

平和の大切さ


広島県庁訪問の時、世界的に知名度の高い「広島」「原爆」「平和」について、ぜひ任国においても紹介するよう、平和教育が行われた。

私は、広島で育ってきたにもかかわらず、「原爆」について意外と知らないことが多かった・・・。
それは、ある意味、行き過ぎた平和教育のトラウマともいうところだろうか?

市の教育として、8/6の原爆記念日には、登校し、原爆の恐ろしさと伝える写真、映画、体験談などを聞くことになっていた。
しかし、その映像は、小学校低学年に向けてはあまりにも過激すぎたと思う。(子供の頃は、ホラー映画なみに怖かった)

っで、あまりもの恐怖で、毎年、その時期が怖くなり、問題から逃げて、今まで来てしまっていた。
(私は、市の平和教育方針は今でも疑問に思っている(怒))

しかし、今回、改めて、「平和」について考える機会を与えてもらったので、きちんと向き合ってみることにした。

原爆ドーム・・・。
そこで、ボランティアガイドさんから、説明を受けて初めて知ったこと・・・

・原爆は「空中で爆発」していること。
 (上空600mで爆発するように設計されたとのこと。爆弾は単に地上に落ちて爆発するものだと思い込んでいた。)
・原爆ドーム以外にも、被爆建物は残っていること。
・原爆に被害状況がほかの空襲とは違うのは、爆発で急激に空気が高温(3000℃ほど)になったため、瞬間的に真空状態となったため、悲惨な身体ダメージが起こったこと。

広島に育ちながら、あまりにも無知すぎると反省・・・(汗)

また広島には、家族が原爆の影響を受けている人が多くいるにもかかわらず、「原爆」について話すことが怖いと平気で言っていたことについては、恥ずかしい限りである。

HIV/AIDSについても、身近な存在に思えず、知らず知らずにうちに、他人を傷つける言動を取ることがあったかもしれないと、研修の際にハッとしたのだが、原爆についても同じである。

平和記念資料館へ・・・。
資料館は、テーマことの分類されていて、以前に比べてずいぶんわかりやすく変わっていた。
(昔は、悲惨な状況の展示ばかりのイメージであったが・・・。)

①原爆が落とされる前の広島
②なぜ、広島が標的にされたのか
③原爆落とされた日の出来事
④原爆開発の経緯
⑤原爆の被害状況
⑥原爆の後遺症
⑦原爆後の町の復興 (大体、このような順番であった思う?)

原爆被害については、映像を見るだけでも、平和の尊さを心理的に訴えるには十分であるとも聞いたが、やはり、その前後の経緯についてもしっかり把握することは重要だと思う。
少なくとも、広島県民は、知っておくべきだろう。

原爆被害を知ることは、辛い気持ちになるだけではなく、凄惨な状況から街をここまで復興した広島の人々の努力に勇気付けられもするのである。

協力隊員が派遣される途上国には、内戦・紛争などを経験している国も多くあると思うし、まだ、その争いの傷を抱えて生きている人もいるだろう。
広島の被害からの復興を伝えることは、彼らを勇気付けるきっかけの一つになり得るかもしれない。

日本は、誇りをもって「平和」について訴えてよい国だと思う。
そのためには、やはり「原爆」についてしっかり語れるように、広島のことについて少し知っていただけるとうれしいです。

やっぱり、何といっても、同じような悲しいことを繰り返してはいけない。
どんなときでも「平和」が一番!!!

う~ん、うまく締まらないが、「平和」について、ぜひ少し考えてみてください。

No comments:

Post a Comment