Youth Friendly Groupという、ユースのピアグループのミーティングに参加してきました。
彼らは、週に2回集まって、HIVやライフスキルについて話し合いをしてます。
今日は、なぜか集まりが悪く、ファシリテーターが4人(Zam3人、UK1人)に対し、メンバーは3人、プラス私と、なんともアンバランスな集まりとなってしまいました。
今日のテーマは、
「ユースの人々にとって、禁欲は可能か?」
食欲、物欲、性欲・・・、いろんな欲がありますが、今回はもちろん「性欲」についてです。
HIVの予防啓発のひとつに、「ABC」というのがあります。
A:Abstain
B:Be Faithful
C:Use condom
なのですが、実際に若者達にとって、この「A:Abstain(禁欲=結婚するまで性交渉をしない)」は可能かどうかが、議論のテーマでした。
ユースの3人は、「できない。」という意見に対して、ザンビア人のファシリテーターは、
「できるでしょ。」と強気な発言。
UKからのファシリテーターと私は、「HIVを含む性感染症の予防の意味では禁欲することが理想だけど、実際には情報があふれすぎていて、難しいのでは。それより、BCについてもっと推し進めるべきでは?」との意見で一致。
いろいろと約30分ほど話し合った結果、結局は、
「できないことはないけど、実際は簡単なことではない。」
に落ち着きました。
こんな結論でいいの???っと、腑に落ちない感もありますが、このテーマについて考えもらうということだけでも意味のあることなのです。。。
話の中には、
・早婚
・シングルマザー
・避妊は、バイブルに反する などの問題も出てきました。
ザンビアでは、シングルマザーがとても多いです。
結婚してないけど子供2~3人とか、20代半ばだけど、すでに大きな子供がいるという人があふれてます。
会話の中でも、
「結婚してるの?」→「してないよ。」→「じゃあ、子供はいるの?」→「???」
といった話がすごくたくさん出てきます。
感覚として、「結婚してないよ」の後の会話に、「じゃあ、子供は?」と続くのが、最初は違和感があったのだけど、ザンビアの状況を聞いて、妙に納得。
この、「シングルマザー」や「早婚」についても、貧困や教育の問題が深く根付いているようです。
(先進国では、個人の選択によるものだと思いますが。。。)
ファミリープランニングについては、HIV予防啓発においても、生活の維持においても重要なことを改めて考えされたれた日でした。
次回は、どんなテーマで話をするかな~?
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