May 30, 2010

スッキリ

最近、週末、ルサカ(首都)に挙がる予定がない時は、ずーっと家に引きこもってます。

なぜかというと、、、
①昼間は、日差しが強くて暑い・・・。
②ザンビア人の酔っ払いに絡まれるのが面倒くさい。
③特に行くところがない。

ムンブワはルサカに比べると静かでいいのですが、全く娯楽のない町で、とっても退屈なのです。
レストランもシマかチップスしかないし、カフェもないし、ショッピングセンターもないし、
ジム、テニスコート、プールなどのスポーツ施設もないし、、、

っで、なんとなく引きこもってしまうのです。
といっても、便利な家電というものがないので、部屋の掃除や洗濯をするだけでも、かなり時間を潰せます。。。

では、引きこもって何をしているか・・・。

ただ、ひたすら本を読むか、同じDVDを何回も繰り返し見てます。。。

ザンビアの隊員ドミトリーには、幸い、とってもたくさんの本が置いてあるので、大量に借りてきては、だらだらと読んでます。
せっかくなので、今まではあまり読まなかった作家の本にも挑戦しようと思って、最近、「村上春樹」や「司馬遼太郎」を読み始めました。

まあ、そんな週末が続いていたのですが、何となく急に何かやってみたくなり、自分で髪を切ってみました。。。

今までは、一度自分で前髪を切って大失敗をして以来、前髪を切るだけでも必ず美容院に行っていたのに、ザンビアに来てからはさすがにこっちで髪を切ってもらう勇気がなく、半年間、全く髪を切っていない状態でした。。。
なので、思い切ってやってしまえと思って、すきバサミでバシバシ切っていきました。

結果は、
左右の髪の量が微妙&後ろの方はどうなっているかわからないけど、
まあ、そこまではヘンテコリンにはなっていないのでは?という感じです。

とにかく、全体的に髪の量が少なくなって、かなりスッキリ~!!!

その後、家でゆっくりしていると、ムンブワの学校でHIV教育をしている、UKからのボランティアのUちゃんから連絡があって、久々に出かけることに・・・。
(ムンブワでは外国人(ムズングと言われます。)は、日本人ボランティア2人とUちゃんだけなので、貴重なお友達なのです。)

Uちゃんは、ザンビア人とパートナーになって、学校でボランティアをしていて、そのパートナーとは、職場も一緒、家も一緒、しかも一部屋を2人でシェアというとっても大変な生活をしています。

っで、ザンビア人に対するストレスもかなり溜まっているらしく、ひらすら、2人で愚痴り合ってきました。

ザンビア人のタカリは、日本人にのみ向けられるものではないらしく、Uちゃんもかなり対応に苦労しているようです。
それに、「ザンビア人の適当さ」や「酔っ払いの絡み」についても同じようにストレスを感じていました。

「今から家に遊びに行くから、家の場所教えて」
「(昼間から)一緒に飲もう」
「ザンビア人と結婚して、ザンビアに残れば?」
「僕と結婚して、日本に連れて行け」
「お金ちょうだい。」

とにかく、面倒くさいことも結構多いんだけど、「話がわかる人がいてよかった~」っと、未だかつでないくらい結構2人で愚痴りましたよ。
ほんとスッキリした~!!!

やっぱりいろいろと溜め込むのはよくないですね。
これからは、ここぞとばかりに吐き出すことにします!

May 28, 2010

クリニック訪問

今日は、朝、オフィスに行ったら、私のオフィスの鍵が閉まってました。
CPはいません。

他の人の話によると、「探してたみたいけどいなかったから、出て行ったみたい。」とのこと。
まあ、朝調子が悪くて、少し出勤が遅れたのは私が悪いけど、休む連絡もしてないし、来ると思ったら、鍵を誰かに預けるなり、私に連絡するなり、鍵を開けたままにしておくなり、できるだろう・・・。
しかも、今日一日戻って来れない&携帯の電波も届かない場所に行ったみたいです。

とっさに、「ふざけるな~(怒)」と日本語でつぶやいてました。。。(笑)


でも、怒ったところで、オフィスに入れるわけでもないし、気を取り直して、病院へ行くことに。
今回は、いつもよく行っている郡病院ではなく、外来のみをやってるクリニックへ行ってきました。

今日は、午前中は「Under5」といって、5歳以下の子供の検診&予防接種の日、午後はファミリープランニングの日でした。

行ってみてびっくり。
お母さん&子供の数の多いこと。そして賑やかなこと。(子供の泣き声で)

<午前の部(Under5)>
流れは、
体重を量る→受付をする→ワクチン接種の順です。

体重計は、よく市場で大きな魚を量るようなものを使います。

まず、子供を麻のかばんのようなものに入れて、大きな木に吊るした体重計に、子供ごとかばんを体重計に引っ掛けて測定します。
首のまだ据わらない赤ちゃんも、しっかり歩ける大きな子供もみんな吊るされます。

サポーター達が必死に測定をしても、長蛇の列はなくなりません。
10キロ前後の子供達が座っている袋を体重計に吊るすのもかなり大変な作業です。
ほんとよく頑張ってるなぁって感心しちゃいます。。。

体重測定が終わったら、部屋に入って、予防接種待ちです。
その待ち時間に、サポーター達が、子どもの成長&栄養についても説明をします。

そして、流れ作業のように、ワクチン接種が始まり、当然のごとく、泣き声の復唱も始まります。
しかし、どんなにうるさくても、なかなか泣き止まなくても、お母さん達の顔はとっても穏やかです。子供を抱くお母さんは、みんなやさしい顔をしてます。

そんな中、ワクチンのストックがなくなり、予防接種が中断になっちゃいました。
受付も済ませて、ずいぶん長く待ったのに、ワクチン接種できなかったとなると、日本ではかなりのクレームになるだろうけど、ザンビアでは、そんなことは全くないです。
有資格者の地位が高いからなのか、ナースが「ワクチンなくなったから、今日はこれで終わり。また来週来て。」というと、みんな文句の一つも言わずに帰っていきます。
ナースもお母さんや子供の様子を気遣うこともないです。
お母さん達は、車を持っているわけでもなく、タクシーを使う余裕もなく、交通機関も整ってない暑い中を子供を負ぶって長い時間をかけて歩いて来てるのに・・・、
こういった二度手間にならないように、オーダー&在庫管理きちんとしてほしいと思います。

日本と違うところ
・問診をしません。
・体温も測りません。
・注射前に、消毒をしません。
ワクチン接種でも副作用や過敏症もあるだけに、問診もなくワクチン接種をするのは怖いですね。


<午後の部(ファミリープランニング)>

クリニックの午後は、ファミリープランニングをやっています。
ファミリープランニングでは、いろいろな避妊方法を説明し、希望の方法を取り入れてもらいます。

ザンビアでは、避妊方法の選択肢は多いし、すべて無料です。
・コンドーム
・ピル
・注射(2種類)
・インプラント などなど



っで、どの方法が一番よく使われているのか訪ねてみると、ほとんどの人が、注射を選んでいるそうです。

実際に、レジスターをチェックしてみると、ほんと見事に注射ばかりです。
その中に、インプラント使用、ピル使用の人がちらほら混じるくらいで、コンドームを選んでいる人は、200人以上の中の片手にも満たないくらい。

ここで、コンドーム使用が増えると、STIsやHIVの感染拡大の予防にもなるのではないかと思うけど、やはり楽で確実な方法が選ばれやすいようです。
それに、やはりコンドーム使用は、男性側が避ける傾向にあるそうです。(ナース談)

なかなかコンドーム使用を普及させるのは難しいみたいです。

日本では、コンドーム使用が主流なのに・・・。(選択肢が少ないからかな?)
いろいろと課題は多いですな~。

May 27, 2010

癒しの光景

今日は、ARTチームとヘルスセンターへ同行しました。

ここで、サポーター達と話していると、チームの人が「別のセンターにも行ってくるから、待ってて。あとで迎えに来るから。」っとサクッと行っちゃいました。
サポーター達も話が終わったら、さっさと家に帰って行っちゃったので、私はセンターでお迎えがくるのをナース達と待つことに。

ここは、本当に僻地で、お店といっても、バー1軒、野菜を売るスタンド1つ、服を売るスタンド1つしかありません。
なので、木陰で読書をしつつ、気長にお迎えを待ってると、とっても可愛い親子がやってきました。



アヒルの親子ですけど・・・。

あたりに水辺はないのに、いったい何処からやってきたのだか。
ほのぼのとした光景、癒されますね~。

May 25, 2010

IGA活動?

IGAとは、「Income Generation Activity」の略で、収入向上活動のことです。

ザンビアでは、貧困の問題はありますが、地方の人々は、何かしら農業をやっている人が多く、コミュニティーの人々同士の助け合いもあってか、食べ物がなくひどく飢えてしまっている人はあまり見かけません。
ただ、その日その日の食べ物は大丈夫でも、現金収入がないので、子供を学校に行かせることができなかったり、物を買ったりすることが難しく、生活の質はかなり低いのが現状です。

ムンブワで、仲良くしているザンビア人の家族がいます。
彼らは、夫婦、その子供、その子供の子供達と、かなりの大家族です。
(実際、何人家族なのか、はっきりはわかりません。)

彼らは、英語は全く話せませんが、訪ねていくと、いつも暖かく迎えてくれて、お昼までご馳走してくれるのです。
そこでいただくご飯(シマ)は、家庭料理の温かみがあって、とってもとっても美味しい!

そこの家族も、やはりご飯には困っていませんが、現金収入が少なく、生活がとっても大変な家族の一つです。

こちらでは、道端でよく、「スコーン」や「フリッター」といったものを売っていて、おやつや小腹が空いたときの足しによく食べられてますが、それらは、メイズより高い小麦粉を使っているし、油で揚げるので、その油代もかかり、実際の儲けは、かなりたくさん売らないと出ないようです。。。

かねてから、シマの材料になる安価な「メイズ(トウモロコシの粉)」を使って何か作れないかと考えていたので、今日は初の試みで、その家族のお家で(というか、外だけど)、メイズを使ってお菓子を作ってみました。

作ったものは、
「バナナ&ピーナッツスコーン」

材料は、メイズ、バナナ、ピーナッツ、砂糖、ベーキングパウダー、水、オイルのみ。
っで、それをオーブンで焼くだけ。。。
すべて、こちらでかなり安く手に入るものだし、油で揚げないので健康にもいいです。
(オーブンと言っても、電気を使うものではないですよ。釜戸のようなもので、炭を使って焼きます。)

出来上がりの見た目は、改善の余地アリですが、そこそこのものができました。
っで、ザンビア人たちの評判を聞きたく、その家族&ご近所さんたちに試食してもらったところ、結果は、「美味しいよ~。」とのこと。(社交辞令もあるだろうけど。)

では、「作り方を教えたら、実際に売ってみたい?」と聞くと、ぜひやってみたいと。
こういう返事をもらえたということは、評価は上々ということ???

すぐにうまく作れるかはわからないけど、これが成功して、収入向上の活動の第一歩になるとイイナ!

※ここの家族には、先月生まれたばかりの双子の赤ちゃんがいます。
 こちらの赤ちゃん、目がクリクリでとっても可愛いですよ~。
 ザンビアの子供は癒しです! 大人はムカツクことばかりですが・・・(汗)

May 24, 2010

ABC

Youth Friendly Groupという、ユースのピアグループのミーティングに参加してきました。
彼らは、週に2回集まって、HIVやライフスキルについて話し合いをしてます。

今日は、なぜか集まりが悪く、ファシリテーターが4人(Zam3人、UK1人)に対し、メンバーは3人、プラス私と、なんともアンバランスな集まりとなってしまいました。

今日のテーマは、
「ユースの人々にとって、禁欲は可能か?」

食欲、物欲、性欲・・・、いろんな欲がありますが、今回はもちろん「性欲」についてです。

HIVの予防啓発のひとつに、「ABC」というのがあります。

A:Abstain
B:Be Faithful
C:Use condom

なのですが、実際に若者達にとって、この「A:Abstain(禁欲=結婚するまで性交渉をしない)」は可能かどうかが、議論のテーマでした。

ユースの3人は、「できない。」という意見に対して、ザンビア人のファシリテーターは、
「できるでしょ。」と強気な発言。
UKからのファシリテーターと私は、「HIVを含む性感染症の予防の意味では禁欲することが理想だけど、実際には情報があふれすぎていて、難しいのでは。それより、BCについてもっと推し進めるべきでは?」との意見で一致。

いろいろと約30分ほど話し合った結果、結局は、

「できないことはないけど、実際は簡単なことではない。」

に落ち着きました。

こんな結論でいいの???っと、腑に落ちない感もありますが、このテーマについて考えもらうということだけでも意味のあることなのです。。。

話の中には、
・早婚
・シングルマザー
・避妊は、バイブルに反する などの問題も出てきました。

ザンビアでは、シングルマザーがとても多いです。
結婚してないけど子供2~3人とか、20代半ばだけど、すでに大きな子供がいるという人があふれてます。

会話の中でも、
「結婚してるの?」→「してないよ。」→「じゃあ、子供はいるの?」→「???」
といった話がすごくたくさん出てきます。

感覚として、「結婚してないよ」の後の会話に、「じゃあ、子供は?」と続くのが、最初は違和感があったのだけど、ザンビアの状況を聞いて、妙に納得。

この、「シングルマザー」や「早婚」についても、貧困や教育の問題が深く根付いているようです。
(先進国では、個人の選択によるものだと思いますが。。。)

ファミリープランニングについては、HIV予防啓発においても、生活の維持においても重要なことを改めて考えされたれた日でした。

次回は、どんなテーマで話をするかな~?

May 22, 2010

髪のお話

ザンビアの髪の毛事情について。。。

いつもお昼を食べに行くレストランの隣に、テイラー兼ヘアーサロンのお店がある。
そこで、テイラーさんが、髪にウィッグをつけているところだったので、チョコッと見せてもらいました。
彼女は、「あなたみたいに、ロングでストレートの髪にするの。」と嬉しそう。

ザンビア人は、よく髪型をかえるけど、いきなり、編みこみできたり、ショートヘアーにしたり、次の日はロングストレートになっていたり、ある日突然、地毛に戻したり、頻繁に髪型を変えるし、髪形によって顔の印象がすごく変わるのでびっくりです。

っで、以前から、どうやってウィッグをつけているのか疑問だったのだけど・・・。
(ほとんどの人は、地毛がかなり短く、そんなに髪も多くないので。)

なんと、彼女達は、ウィッグを髪に縫い付けていました(驚)

<方法>
①地毛を何列かに編みこんで、縫い付ける場所をつくる。
②ウィッグをつける場所を決める
③針と毛糸で縫い付けていく・・・
④できあがり

地肌が見えて、痛々しく見えるのだけど、「全く、痛くないよ。少し痒いけど・・・」ということらしい。
なんとも不思議な光景でしたね~。

その後、オフィスで、、、
CPが5年前の写真を見せてくれていたときのこと。

「5年前は、ずいぶん若く見えるね~。」なんて話していると、別の同僚が、「このころは、まだ脱毛が始まっていないね~。」とさらりと話し出しました。

日本では、かなり気をつけなければならない話題ですよね~。
ちょっと焦っちゃいました(汗)
「日本では、薄毛の話は、あまり公にはしないんだよ。気にする人が多いから・・・」というと、かなり不思議そうな顔をされました。

ザンビアでは、全く気にすることはないらしく、逆に貫禄が出ていいことらしいです。
CPも、「We are very proud of baldness!」って言ってました(笑)

ザンビアは、年上をとっても敬う傾向があるので、年を重ねることはとても誇らしいことらしいです。
また、髪も薄くなる前から、みんな坊主なので、あんまり印象が変わらないのもあるんでしょう。

こっちの方は、ほとんどの人が、きれいな頭の形をしているので、坊主が似合います。
小さいときから、寝かされるのではなく、おんぶをされて育っているからでしょうか?

お国事情、面白いですね!

May 21, 2010

置いてけぼり

私の活動の一つとして、RHCでのHIV予防啓発のサポートがあります。
なので、モバイルARTサービスの日(週2~3回)には、チームと一緒にRHCへ行きます。

ですが、最近、よく、置いてけぼりにされます(汗)

理由は、
・車に私の座るスペースがない。
(よく車が故障して、急遽小さな車になったり、同行する人が急に増えたり・・・)
・いきなりスケジュールが変わる。
・私が同行することが、ドライバーに伝わっていなかった。 など・・・

RHCに行く予定にしている日には、オフィスに荷物を置いておきたくないので、もちろんPCなども持っていっていません。
なので、当然、突如、やることがなくなってしまうわけです。

最近は、そういう時は、気を取り直して、郡病院に行ったり、ムンブワに入っているNGOのオフィスを訪ねたりしてます。

今日も、置いてけぼりになっちゃいました。
っで、郡病院では、ARTクライアントのデータ入力の日なので、その見学&お手伝いができればと病院を訪ねたのですが、ARTクリニックは、なぜか閉まっていて、だれもいませんでした。

なので、しょうがなく、薬局を覗くと、ファーマシーテクニシャンが一人で投薬してました。
「今日も、トランスポート、ミスったんだね~。」なんて言われて、ちょっとむかつきながらも、暇だったので、投薬のお手伝いを始めると、その彼が急に、「これから葬式に行ってくるから・・・。」といって出て行っちゃいました。

「患者さんが待ってるよ。」というと、すぐ帰るから、待たしておいてとのこと。
いやいや、待たせられないでしょ・・・。
それに、絶対にすぐに帰ってこないし・・・。

っで、しょうがなく調剤を始めたのですが、
なんせ、ハンドライティングがわかりにくく、薬剤名、用量、用法、日数がわからない。
薬の場所もわからなかったり、予製が全く追いついてなくて、予製ボックスが空だったり・・・。

患者は、どんどん増えてくるし、気の長いザンビア人も多少イライラし始めてるのがわかるし、英語のわからない人も多くて言葉が通じないし・・・。

それをみていた外来ナースがヘルプに来てくれました。
彼女に、きたないハンドライティングを解読してもらい、20くらいの処方を何とか捌きました。
それにしても、やっぱり薬がなければ、「この薬ないから」っで終わってしまうシステム、納得できません。

そのほとんどが、子供の抗生物質。
すぐに飲ませるべきなのに・・・。
RHCのARV投薬についても、ジュニアやベビー用の薬剤が足りなかったりして、大人用を1/4にして飲んでと、大きな錠剤を出したりしています。
ザンビアへのエッセンシャルドラッグの供給は、今のところは十分なはずなのに、薬剤不足は管理やオーダーの問題なのだろうか?
いろいろと疑問に思う部分がいっぱいです。

その後、予製を少し手伝った後、お昼の時間になったので、薬局を後に・・・。
結局、奴(ファーマシーテクニシャン)は、戻ってきませんでした(怒)
(まあ、お葬式なので、しょうがないのかな~。)

っていうより、私、ザンビアに来て、何やってるんでしょうね~???

※今日覚えた現地語
「Mukanba tizungu?」(意味:英語わかりますか?)


※郡病院の薬局


※投薬窓口

May 15, 2010

VCT体験

ザンビアで初めてVCTに行ってきました。

VCTとは、「Voluntary Counseling and Testing」の略で、要するに、HIV検査のことです。

エイズ対策に関わる以上、VCTにとっても興味があったので・・・。

今回、VCTを受けた理由は、
・VCTカウンセリングがどういう風に行われているかを知っておきたかった。
・私自身がVCTを受けたことを示せれば、他の人々への予防啓発やVCT促進にも説得力が増す?
・VCTを受ける側の気持ちになってみたかった。
 (心配はなくても、やっぱり検査や結果を知るのは怖い感じがしました。)
といったことです。

HIV感染率は、日本の0.0?%とかなり低いのに比べ、逆にザンビアでは14.3%。
日本では、男性間の同性愛者の感染率が高いですが、ザンビアでは、成人女性の感染率が高く、夫婦間での感染拡大が問題となってます。

感染の可能性&リスクの程度が違うので、検査を受ける際の恐れは、実際私がVCTを受けたからといって、ザンビアの人々と全く同じ様に感じることができるとは思わないけど、少しは彼らの気持ちを少しは理解することができたと思います。

カウンセリングは、検査も含めて約30分強でした。
もちろん、名前は匿名やイニシャルでOKだし、明るい雰囲気で、あまり抵抗感のある雰囲気ではありませんでした。

カウンセリングの内容は、
・当センターでのカウンセリングの説明。
 (どんなことを相談できるのかなど。例えば、HIVテストだけでなく、性感染症やファミリープランニングなど)
・HIVについての基本的な説明。
・VCTに来た理由・心配事・問題の確認。
・ステータスの確認。(結婚の有無、子供の有無、性交渉について、コンドーム使用の有無など)
・自分自身で結果をどう予想するか。
・結果がポジティブということは、どういうことを意味するか?
・逆に、ネガティブならどういうことを意味するか?
・Window priodについての説明。(感染後、3ヶ月以内は結果は陰性になること。)
・もし結果がポジティブならどうするか。ネガティブならどうするか。

その後、検査に移ります。
検査は、とっても簡単なもので、指先から少量の血液を採って、検査キットにたらすだけ。
っで、待つこと約15分・・・。
(検査用の針や消毒ももちろん使い捨てで清潔なものですよ。)

そして結果が出るまでの間、もしポジティブだった場合の、今後の対応について説明があります。
・クリニックへの紹介
・DC4について
・治療の必要性、いつから開始することになるのか
・ファミリープランニングについて(HIVポジティブでも子供を産むことができることの説明)
・今後、感染を広げないための方法 など

っで、結果が出たところで、
もう一度、HIV検査の結果を知りたいか確認した後、
結果が示されます。

心配はなくても、こういうときは、なぜかドキドキしてしまうものですね。
警察が近くを通りかかるだけで、なんだかソワソワしてしまう感覚に似ている気がしました。
単に、小心者なだけということもありますが・・・(汗)

ザンビアのカウンセリングは、とっても穏やかで話しやすく、オープンな雰囲気のある印象を受けました。
私が行ったセンターでは、毎日約70~100名の人が検査に訪れるそうですし、モバイルVCTも実施しているようです。

この経験を、ぜひ活動に活かしていきたいものです。

日本のVCTももっとオープンで行きやすい雰囲気になるといいと思うのですが・・・。
日本の感染率は、数字上は低いですが、表面化していないだけで、実際は、かなり拡がってきていると言われています。
また、先進国の中で、HIVの感染率が上昇しているのは、日本だけのようです。
みなさまも、人ごとではない日がくるかもしれません。
ぜひ、検査を受けてみてはどうでしょう?

May 13, 2010

朝の歌ごえ

今週は、マラリアのワークショップのお手伝いをしてます。
日本にいるときにはほとんど知らなかったマラリアのこと、ずいぶん詳しくなりましたよ。。。

ザンビア人は、マラリア寄生がとっても身近で危険な病気なので、参加者達のモチベーションも高いです。
ただ、マラリアは日本にはないこと知らないんですね。
保健局の人たちも知らなかったみたいで・・・、ビックリしてました。

っで、ワークショップといえば、おなじみ「お祈り&歌」です。

私の勝手な思い込みで、ザンビア人(アフリカの人々)はみんなダンス&歌が好きで上手だと思っていたけど、以外にそうでないことが判明。
ダンスを恥ずかしがる人も多いし、ほとんどの人は歌も上手ではありません。

ただ、一人一人は大したこと?ない歌声でも、大勢で歌うと迫力が出て、男性と女性がうまくハモッてとても素敵な歌になるから驚きです。
彼らは敬虔なクリスチャンが多く、毎週教会でゴスペルを歌ってるからでしょうか?

朝から、きれいな歌声を聞けるのは、清々しくてよい気分ですよ。

May 8, 2010

世界の車窓から



ザンビアータンザニアを繋ぐ、TAZARA railwayに乗ってきました~。

ザンビアの中央州の隊員が集まる「中央州会」の一環で、ザンビア側の始発駅である「Kapiri Mposhi」~「Serenge」というところまで、約4時間ほどの電車の旅です。

みんな、それぞれ一品持ち寄って、タンザニアビールとともに酒盛りです。
(きちんとミーティングもしましたけど。)

定刻きっかりに発車するし、食堂や売店もあるし、お水やアメなどのサービスもあって、列車の旅は、思いの外かなり快適でした。

景色は、まさに、「世界の車窓から」そのものです。
頭の中で、勝手にテーマ曲が流れてました(笑)

ゆっくり過ぎていく車窓からの景色、風情があって最高でしたよ~!


※鉄道からの景色


※New Kapiri Mposhi駅(始発駅)

May 3, 2010

ザンビアの世界遺産



行って来ました~。

「ビクトリアフォールズ」

世界三大瀑布だけあって、迫力はすごかった~。
今は、ちょうど雨季が終わったばかりで水量が一番多い時期なので、かなりの迫力でした。
少し近づいただけでずぶ濡れです。(この時期が水着が必要らしいです。)

※ナイアガラの滝の方が景色はきれいに感じますが、迫力でいえば、断然、ビクトリアの滝の勝ちです!

ここは、季節によってかなり見え方が変わるみたいなので、今度は完全な乾季にいってみたいなぁ。


※ビクトリアの滝へ続くザンベジ川のサンセット。素敵でした~!